リストの見方

【このリストのベース】
これらのリストは、英連邦戦死者墓地委員会(The Commonwealth War Graves Commision)が発行した横浜英連邦戦死者墓地の名簿(Register)をベースにしてい る。氏名、階級、認識番号、所属部隊、墓地地番、死亡日、死亡年齢はこの名簿の記 載事項をそのまま記しているが、収容所(死亡地)と死因はPOW研究会の調査によっ て判明した事柄である。

【収容所(死亡地)欄について】
・「T12B」「F6B」「O4D」「HaM」などという記号は収容所名で、最初のアルファベットは管轄区の名称を表す。
Ha=函館俘虜収容所
S=仙台俘虜収容所
T=東京俘虜収容所、
N=名古屋俘虜収容所
O=大阪俘虜収容所
H=広島俘虜収容所、
F=福岡俘虜収容所

・最後のアルファベットの「M」は「Main Camp」の略で「本所」、「B」は「Branch Camp」の略で「分所」、「D」は「Dispatched camp」の略で「派遣所」を 意味する。 ・従って、「T12B」は「東京俘虜収容所第12分所」、「F6B」は「福岡俘虜収容所 第6分所」、「O4D」は「大阪俘虜収容所第4派遣所」、「HaM」は「函館本所」とな る。 ・カッコ内は、それぞれの収容所が置かれた地域名や労働場所などを表す。 ・「HaM(函館→美唄)」、「TM(品川→東京)」などとあるのは、本所の場所が移 動したケースである。

【出典欄について】
・GHQRD=GHQ/SCAP 「Roster of Deceased Allied POWs in Japan Proper」(国会図書館憲政資料室所蔵マイクロフィッシュ)
・GHQ○○(数字)=GHQ/SCAP法務局調査課報告書○○号 (国会図書館憲政資料室所蔵マイクロフィッシュ)
・その他は、資料提供者の氏名など


【備考欄について】

・死亡者が各収容所のリストに掲載されていても、実際には病院などで死亡していた ケースもあり、その場合はその旨を記した。
・氏名や認識番号、死亡日などが資料によって違う場合は、その旨を記した。

【塗りつぶし色について】
グレーで塗りつぶした人は戦後の死亡。オーストラリア区の表で黄色く塗りつぶした 人は国外の収容所での死亡。ピンクは女性。